長野市の四輪アライメント屋。千曲~飯山市の納車先々で戴くランチとアライメント作業で構成っす 
平成7年より始めた業務も今では毎年300台以上の調整実績を誇る県内1番店で、クライアントは 自動車やタイヤディーラーから始まり各種整備工場に鈑金塗装工場やカーショップと多岐に渡ります。また、取次ぎ業者様を広く募集しておりますので、是非 お問い合わせ下さい。

2015年01月29日

ストリーム キャンバー調整用リアアッパーアームとアライメント(ローダウン車専用)

現在ネット上で販売しているローダウン車専用の【リアキャンバー】を補正する為のアッパーアームについてです。

車両をローダウンするとリアのキャンバーが大きく寝てしまい、偏磨耗を防げないのが現状としてあります。
若干のローダウンでも-2°以上のケースが多く
車検に合格する地上高ギリギリまでローダウンすれば-3°以上のキャンバー角となります。

その状態で走行すると
ストリーム キャンバー調整用リアアッパーアームとアライメント(ローダウン車専用)
タイヤは、あっという間に この様な状態になります。

アライメント調整に於いて、偏磨耗を防ぐには-2°程度に抑えられれば偏磨耗を抑える事が出来ますが、標準車には調整用のアジャスティングボルト(偏芯カムボルト)がありませんので、アライメントに関するテクニックを駆使し各アーム類との結合部の間隙を利用し組み付け直しをしても焼け石に水の状態です。


それら過多になったキャンバー角を補正する為に様々な用品があります。
代表例として当方がお世話になっているアライメントテスターを扱うメーカーで出されている手法を紹介すると
ストリーム キャンバー調整用リアアッパーアームとアライメント(ローダウン車専用)
調整式アッパーアーム 38500円で、長さを変更しキャンバー角を変化させる手法となります。
これらは、左右差を無く細やかな調整が可能であったり、任意の数値にあわせる事が出来る特徴があります。

しかし、調整式のアッパーアームは車検に合格しない為、付属する強度検討書から改造申請を作成しの事前審査をへて公認を取る必要性が出てきます。また、公認が取れていない車両はディーラー等への乗り入れが禁止されてしまい、車検や一般整備を受ける事も出来なくなります。

それらを踏まえるとローダウンされた車両が偏磨耗を防ぐには部品代として38500円に交換工賃、アライメント工賃に加え、尚且つ公認取得費用と膨大な費用が掛かってしまう訳です。


お金を持ってて、好きに改造されているオーナー方は、それで良いと思います。

しかし、何も知らないまま改造されている【中古車】を購入する方も居る訳です!
ローダウンされて、大きなアルミホイールを履いていれば格好が良いですから、ある意味仕方が無い事だと思います。しかし、選んで購入した車が、上の写真にあるように【偏磨耗】して毎年タイヤを変えなければいけない事態で途方に暮れている方の為に、安価で補正する手法も無ければならないと考えて、ネット上でこのロワーアームの販売を行っております。


◆販売している商品
【リアキャンバー調整用 アッパーアーム】

◆対応車種
【RN6 RN7 RN8 RN9 ストリーム】


ストリーム キャンバー調整用リアアッパーアームとアライメント(ローダウン車専用)
左右のアームが2本で1セットとなり、売価は18900円(税込み)です。

新品のアームを標準より5mm延長加工することにより、キャンバー角は、現状より起きる側(ポジティブ)に1°36´程度の数値を変化させる事が可能です。(変化量は車両により異なる場合があります)
ストリーム キャンバー調整用リアアッパーアームとアライメント(ローダウン車専用)
(上記写真はイメージです)


また、車検に関しては、公認の必要性も無くそのまま合格します。強度や安全性に関しては、切断部に内径と同等の丸棒を補強として挿入後にパイプ側を全周溶接となっておりますので純正と同等と判断出来ます。ですから、ディーラーにて入庫を断られる事もありません。

キャンバー角をボジティブ側へ動かす事により、リアのトーもIN側へ変化をしますが、トー調整のアジャスティングボルト(偏芯カム)が通常補正範囲を超えない設計となっておりますので、無加工にて偏磨耗を減少させる事が出来ます。(事故暦や過度のローダウンによりダメージを受けてれいる車両の元からあるキャンバ角は左右差が残りますのでご注意下さい。)


この商品を使用した場合の費用は、商品代も半額以下になり、それ以外には交換工賃+アライメント工賃で済ませる事が出来て大幅に費用を押させる事が可能となります。




◆リアアッパーアーム交換(写真はイメージとなります)
ストリーム キャンバー調整用リアアッパーアームとアライメント(ローダウン車専用)
先ずは、ABSの配線をブラケットから取り外します。
その後、上部画像内の赤●印のボルト2箇所を緩めて取り外し、交換するだけになります。
ボルトを脱着する際、ディスクローター側が下に落ちつつ車体外側へ逃げようとする力が加わりますので、ロワーアーム側の下部からジャッキ等で支えると安全且つ簡単に作業出来ると思います。
但し、組みつけの際は、2つのボルトを仮止め後にジャッキを外してからボルトを締め付けると、キャンバー角が少しでも起きる側に負荷が掛かった状態になりますので、その力を利用すると良いと思います。

それを応用すれば、アライメント作業時に於けるキャンバーの左右差があった場合、寝る側へ合わせる事も可能となります。

また本来の締め付けのトルクは90N・mを目安とし、ボルトやその穴の間隙分まで起こして組み付ける際にも100N・mを目安として、それ以上では締め付けないで下さい。

本来は、自動車工学上、ネジ類は再生利用でなく全て新品が望ましいです。
ネジ山の状態や締め付けトルクに十分に注意をされ100N・m以上で締め付けない様願います。

装着後は、リアのトー角が適性でなくなりますので、アライメントテスターやアライメント冶具などを使用し必ず調整を行って下さい。



◆ナガブロ読者様キャンペーン第2弾
これらを当方が行った際の金額については、ネットからの依頼であり、直接のお取引の場合にのみ限定とさせて頂きます。

1.キャンバー調整アーム新品+交換工賃+四輪アライメント 
通常価格 49900円 → 44910円

電話でのお問い合わせの際は、必ず【ナガブロ】の【ストリームのロワーアーム】見ましたとお伝え下さい。


商品の販売に関しましてはヤフーオークションのみでのお取引が基本となりますので、こちらの出品物の中からお探し下さい。

ヤフーオークションで推奨されない宅配による代引き発送(別途 代引き・振替手数料が掛かります)を希望の方欠品中のアームを少しでもお急ぎの方であって代引き発送(別途 代引き・振替手数料が掛かります)を希望の方のみは、直接のお取引をお受けする事も可能ですので、コメント欄(非公開)、もしくは、オーナーへメッセージを送る欄から「郵便番号」「送付先住所・氏名」「電話番号」を明記頂くと折り返し納期を含むお見積りからご連絡を致します。


連絡先
TEL026-222-5941
(有)エーディーファクトリー


2017/9/29 現在に於ける追記で、延長にあたる部位の補足になります。

製造過程に関しましては、延長部の素材はS45Cを使用し、溶接ワイヤは50kgf/平方ミリメートルにて作製を行っています。

ストリーム キャンバー調整用リアアッパーアームとアライメント(ローダウン車専用)
固定治具上で歪が生じ難くなる様各3か所を点付け溶接します。

ストリーム キャンバー調整用リアアッパーアームとアライメント(ローダウン車専用)
ストリーム キャンバー調整用リアアッパーアームとアライメント(ローダウン車専用)
その後、治具から取り外し、ブラケットと延長部芯の完全なる溶接を行います。

ストリーム キャンバー調整用リアアッパーアームとアライメント(ローダウン車専用)
ストリーム キャンバー調整用リアアッパーアームとアライメント(ローダウン車専用)
冷却時間を取りながら、溶接を盛り付けた後に不要部位を削り取り仕上げされます。
(仕上げ・盛りに関しては、仕様変更を繰り返し、より完璧を求めており形状の変化があります事をご理解願います)

塗装に関しては、下地になるサフェーサーを4回、仕上げとなる黒防錆塗装を4回の仕上げとなっております。
純正部品の状態でも熱が加わっておりますし、再度、熱を加える為、錆に対する耐性は劣化の方向にありますので、経年劣化を考慮し定期的な防錆塗装の施工が望まれる事をご理解願います。


公認の必要性を感じるとのケースに於いて、強度検討書類の有無についてのご質問がありますので、サスペンションアームの公認に必要な強度検討に関してです。

公認を取得する際の強度計算についてを数値化しておきます。

先ずは、強度を計算する際の応力の計算は、対象が乗用車となりますので、掛かる輪荷重の1.2倍 そして負荷倍数は2.5 安全率は1.6が全国共通となります。
そして、それらをアームの支持数で割った重さに耐えうるかどうかを計算し、アーム本体と比較し満足しているかどうかを示すだけとなります。

リアの軸重を1000kgfとするならば、1輪が単純計算で500kgf
アームの支持数は大まかに分類して3(トレーディンク・アッパー・ロワー)、本来はコイルスプリングで支える部位が過大となりますが、少なく見積もってと言う考え方で問題はないです。
(1000/2)×1.2×2.5×1.6=2400
2400/3=800kgf

すなわち、アッパーアーム自体は800kgfの力に耐えられる事があれば強度不足でなくなります。

アーム自体の強度に関しては、部位に於ける材質っ強度と最小断面積を乗じた数値をせん断応力として考え60%化した数値となります。
溶接部位は最小断面積部位を避け、アーム本体部位の材質を除く最弱強度が溶接ワイヤで1平方ミリメートル辺り50kgf
溶接部位の断面はΦ18.5mm以上(断面係数については安定化方向なので略します)

熱による材質変化を-20%と捉え1平方ミリメートル辺りの強度を40kgfとして計算すると
3.14×(9.25×9.25)=268
268×40=10720
10720×0.6=6400kgf

掛かる最大応力800kgfに対し、アームの溶接延長部位強度は6400kgfである為、溶接延長部位の強度は十分に有すると結論付けられます。
単純な点で捉えた計算ですが、この様な手法で改造申請書を作成し公認車検を取っているのが現状です。

それらを踏まえ、延長された純正サスペンションアームが(7)-② 緩衝装置 の改造に該当すると考え、公認取得をされる方は対処を願えれば幸いです。


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